82.人が人を教育するのは難しい。

人が人を教育するのは難しい。言葉を変えると洗脳では?




人が人を教育するのは難しい。人材(人財)の「洗脳」をしているんではないだろうか?

ある出来事があり、落ち込みで今後どうしようかと散々悩み、答えを導きだしてくれたのが、ナポレオンの次の「成功哲学」だった。

この言葉は僕が、人事・教育の仕事を始めてから既に30年近くになるが、未だに新卒社員研修でこれを教材として使用している。
何十年いや何百年経ってもこの言葉は、名言(教訓)として存続していくと思う。
昨晩は、この言葉を二十回以上読み返した。


成 功 哲 学


もし
あなたが敗れると考えるなら
あなたは敗れる
あなたがどうしてもと考えないなら
何ひとつ成就しない
あなたが勝ちたいと思っても、勝てないと考えるなら
あなたに勝利はほほえまない

もし
あなたがいい加減にやるなら
あなたは失敗する
われわれがこの世界から見出すものは
成功は人間の意志によってはじまる
すべては人間の精神状態によって決るということだ

もし
あなたが脱落者になると考えるなら
あなたはその通りになる
あなたが高い地位に昇ることを考えるなら
勝利を得る前に、必ず出来るという信念をもつべきだ
人生の戦いは、常に強い人、早い人に歩があるのではない
いずれ早晩、勝利を獲得する人は
"オレはできるんだ"と信じている人だ

ナポレオン・ヒル


何故このナポレオンの「成功哲学」を新卒社員研修で使用しているかには、僕なりの信念があるから。

最近、僕のサイトに就活(就職活動)中の方が訪問してきていますが、次の文章を参考にしてほしい。

僕は、新卒社員研修の最後(辞令交付が終わり、研修を終えて各事業所の現場に配属される前)に餞として次の二つの言葉を新入社員に贈っている。

一つ目は、花それぞれ、人それぞれ、それぞれの華(花)を咲かそう!
二つ目は、夢を夢のままにせず、夢の実現のために努力する!

(二つ目の言葉は、作家、森村 桂の"Lサイズで行こう"から引用しています)

先ほどの「成功哲学」と最後の二つの言葉の意味するところわ新入社員研修においてに語っています。

以前も書いたと思うが「教育」とは日時・場所を決めて(OFF-JT)改まって行うのではなく、僕は「今日行く」というのが「教育」と思っています。
即ち、気づいた事は今直ぐに行って指導する。

しかし、現実の企業の教育は「今日行く」の「教育」でありません。

OJTこそが重要なんだと、役員や部門長は言うのですが、現実的には教育は殆どやっていないのが現状です。

また、企業教育は言葉を変えると「洗脳」ともいえる。

例えば、社史、社風、風習、社是、社歌、社訓、社章、企業理念等書き出せばキリがない。

要するに、「金太郎飴」を製造しているにすぎない。

新卒社員のポテンシャル(潜在的の能力)を目覚めさせる努力をしないから、誰も彼も同じ社員ばかり。

企業の教育方針が間違っているとばかり、非難しているが、新卒社員側にも問題がある。

配属されて、挨拶、電話応対、名刺交換、商談など、ロール・プレーで訓練を行うが、相対するモノは人間です。十人十色、対応の仕方が各々違います。
要するに、短期間で知識をつけたことにより、備わっている人間の最大の武器となる知恵に変える事ができていない。

返ってくる答えが「研修で習っていない」、「教わってなかった」と他責。

他人事じゃないんです。マニュアルに頼ってはダメなんです。

現実から逃避しないで、知恵を絞ってほしいのです。


このページもここで日記は終わっているので、今後加筆していきます。



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